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地域密着型の地方銀行について


そもそも地方銀行って?メガバンクとの違いは?

地方銀行とは一般社団法人全国地方銀行協会の会員のことを言います。

また、東京や大阪等の大都市に本店を置くメガバンクとは異なり、都市銀行は各都道府県の県庁所在地などの主要都市に本店を置いており、営業エリアに関しても日本全国から他の国に広げるメガバンクとは異なり、主に地域に根付いたエリアに絞って営業展開しています。

また、メガバンクの取引先は主に日本を代表する大手企業であるのに対して、都市銀行の取引先は主にその地域に生活基盤がある地元企業や中小零細企業が大多数を占めます。

今現在、地方銀行は日本全国に64行存在しその中でも横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行を3大地銀、さらに常陽銀行、京都銀行、福岡銀行を入れると6大地銀と呼ばれることもあります。

 

地方銀行は新卒生だけでなく再就職先としても注目されている!?

毎年、就活サイト等では人気就職先上位に銀行がランクインしているのはご存知でしょうか?

ちなみに、東京商工リサーチのアンケート調査によると、銀行員全体の平均年収は612万円となっているので、やはり安定した就職先としては人気です。

さらに国内の101の銀行の統計によると、東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行等の大手都市銀行の平均年収が747.7万円、横浜銀行や千葉銀行などの地方銀行でも632.5万円というデータが出ています。

このデータを見ると、地方銀行に就職したとしても安定した生活を送れることから、新卒生だけでなく再就職先としても人気があります。

 

方銀行が行う地域密着型サービスの内容

地方銀行が行うサービスとしては、ファンドを利用してベンチャー企業を支援したり、ノーベル賞を受賞した特殊技術を生かした大学発ベンチャー企業を支援など主にその地域の資源を生かしたビジネスを展開しようとする企業に対する創業、新事業に対する支援などを行い、大手都市銀行とは異なる独自のサービスを展開する傾向にあります。

実際の事例としては、都道府県の特産物である魚介類をブランド化するため冷凍加工場建設への支援、今後の地域発展を担う次世代経営者を対象により実践的な自己啓発の場を提供する経営塾への支援、商工会や商工会議所と連携し新規創業者に対する非資金面も含めた支援体制の構築支援などがあります。

また最近では、中国、タイ、インドネシアなどの東南アジア諸国に進出を計画している企業などのニーズなどにも柔軟に対応しています。

 

地方銀行の他府県での利便性について

地域密着型の売りにする地方銀行ですが、引っ越しや転勤などその他の都道府県に移った場合の利便性は落ちるのでしょうか?

やはり、その地域においては店舗数やATM数も充実しているので非常に使い勝手がよいですが、都市銀行の営業戦略上、他府県に移ってしまう支店、ATMの数も激減するためどうしても使い勝手は悪くなってしまいます。

大手都市銀行やコンビニエンスストアのATMでも引き出しは可能ですが、毎回手数料が発生することが多いため、他府県に移ってしまった際は当該地域の地方銀行か大手都市銀行に口座を開設したほうが利便性が高くなることは間違いないでしょう。

 

地方銀行のネット支店を利用するメリット

実は地方銀行はその地方に住んでいない人でも口座開設が可能です。

でも、わざわざ地方銀行に口座を作るメリットなんてあるのでしょうか?

結論から言うとあるんです。

その理由は都市銀行に比べて金利が高く設定されている場合があるからです。

昨今、メガバンクの定期預金の金利はだいたい0.025%台です。つまり、100万円を1年間的預金した場合1年後にもらえる金利はわずか200円(税引き後)しかありません。

しかしながら、全国各地にある地方銀行のネット支店には定期預金の金利を0.4~0.5%に設定しているところがあります。

なんとメガバンクの10~20倍以上に相当する金利にあたるので、地方銀行のネット支店に口座を持つことは実はメリットがあったりします。

 

地方銀行と第二地方銀行って何が違うの?

一般消費者からすると地方銀行と第二地方銀行の違いなんて気になることはないと思いますが、どちらも該当地域に拠点をもち、地域に根ざした独自サービスを行っているという点は共通しています。

では、なぜカテゴリー分けされているかと言うと、所属している協会が異なるからです。

地方銀行は全国地方銀行協会の会員であることに対し、第二地方銀行は第二地方銀行協会の会員というわけです。

そもそも歴史を遡ると地方銀行は昔から銀行業務を行っていたのに対し、第二地方銀行は元々相互銀行だった背景があります。

また相互銀行の大多数は無尽会社として営業しており、今の時代でいうと比較的規模の小さい消費者金融のような営業形態を取っていました。

つまり、不良債権化するリスクがやや高めの相手に対して融資を行っていた金融業者が第二地方銀行になって地方銀行と同じ業務をするようになったと解釈すれば分かりやすいと思います。

 

全国地方銀行協会について

全国地方銀行協会は全国の地方銀行64行の会員から組織されていると団体で、全国の地方銀行と様々な意見交換、提言を実施しています。

また、地方創生、お客様本位の業務運営、働き方改革の3つのテーマを掲げ、その各地方銀行が地域の発展に向けた取り組みができるようにサポートしています。

1つ目のテーマである「地方創生」に関しては、インバウンド需要の取り込み、地域の雇用創出、移住や定住の促進など、その地域の独特の良さを活かした事業の価値や将来性を的確に評価し資金提供やその他支援を行うことで地域経済の発展を目指しています。

2つ目の「お客様本位」の業務体制に関しては、個人型確定拠出年金iDeCoやつみたてNISAなどの金融商品の取扱を通じて、都市銀行利用者へ長期的かつ安定した資産を形成することに取り組んでいます。

3つ目の「働き方改革」に関しては、ビジネスプロセスやワークスタイルの根本的な見直しなど、会員各行が最も効率の良いと思う意見を議論しあい、最終的に各地方銀行を利用している方々にも生産性の向上に繋がる仕組みの支援を目指しています。

 

まとめると

地方銀行は主要都市に本店を置く都市銀行とは異なり、各都道府県に本店を置き各地域ごとに独自のサービスを展開することで、地元企業に共に成長することを目指す銀行です。

また、平均年収も600万円を超えるので新卒生だけでなく転職先としても人気の就職先です。

また、地方銀行のネット支店の中には大手都市銀行の10~20倍もの定期預金金利を設定しているところもあるので、今後の都市銀行の動向には目が離せないです。